昔の旧家にはそれぞれ出入りの職人がいて、その家の隅々について熟知していました。台風が近づいたら巡回するなど、日頃より家の安全には目を配っていました。
また、長男が嫁をとったら若夫婦の部屋をこしらえ、子供ができたと聞いたら、危ない箇所を直す。
お客様は、そんな 職人を信頼し、すべてを安心して任せていました。

小緑組は、明治３２年の創業以来、一貫して、こうした空間づくりを守り続けています。　
「誠実報恩」という社訓に象徴されるように、釘一本打つ仕事をいただいた方も、大切なお客様として、末永いおつきあいをさせていただいております。かつての出入り職人が築いたお客様との関係。
それが私たち小緑組の空間づくりの姿勢であり、一世紀にわたる財産なのです。

当社には営業マンはいません。

こうした営業方針ですから、当社には「営業マン」がいません。
信じられないかと思いますが、本当です。
口コミだけで、近隣や友人・取引先などに拡がる「お客様の輪」。
こうして、一世紀の間　脈々と伝えられた「信頼」。
私たちは、この姿勢を２１世紀も変わらず続けてまいります。